旅館が「生きた実験場」に!嬉野リビングラボで地域まるごとイノベーションが本格スタート!

旅館の中にオフィス!? 驚きの挑戦から生まれたULL

このプロジェクトには、これまでの面白い取り組みが関係しています。2022年4月、和多屋別荘とイノベーションパートナーズは、旅館の常識をひっくり返すような挑戦を始めました。それが、旅館の中に企業が集まるインキュベーションオフィス「Onsen Incubation Center(OIC)」の開設です。

OIC/ULLロゴ

「旅館って泊まる場所だよね?」という固定観念を打ち破り、旅館を企業や起業家が集まって地域と一緒に何かを生み出すプラットフォームに変えたんですね。OICには今、たくさんの企業が集まっていて、地域資源を使った新しいビジネスや、サテライトオフィスとしての活用が進んでいます。

嬉野には1300年の温泉文化、500年のお茶文化、400年の肥前吉田焼といった素晴らしい「地域OS」があります。これに外部の知識や技術が加わることで、とんでもない可能性が生まれることを実感したんだとか。ULLは、このOICで育った土壌から生まれた新しいプロジェクトなんです。特に食・農・エネルギーの分野で、地域全体の価値を再定義し、社会に役立つ形にしていくことを目指しています。

嬉野の温泉街の夜景
川沿いの旅館の夜景
温泉の湯口

みんなで力を合わせる!三位一体の共創モデル

ULLでは、地域価値を再構築し、持続可能な経済の仕組みを作るために、三位一体で協力していきます。

  • 文化資産とフィールドの提供(和多屋別荘): 約2万坪の敷地全部を実験場として開放!宿泊や温泉体験を通じて、プロジェクトを社会に実装する場を提供します。

  • ビジネスデザインとプロジェクト主導(イノベーションパートナーズ): 都市部の企業と地域の資源をうまく結びつけ、新しい事業を生み出したり、実証実験を進めたりする役割を担います。

  • 専門知識の実装(OICコミュニティ): OICに集まるIT、医療、環境、食などの専門企業が、それぞれの得意なことを活かして、地域の素晴らしい文化を現代の価値に合わせてアップデートしていくんですよ。

ULLが取り組む具体的なテーマ

ULLでは、和多屋別荘での日常(宿泊、食事、温泉など)を舞台に、以下のテーマで地域をアップデートしていきます。

  • 食・農の循環モデル: 嬉野のお茶をはじめ、地域の食文化や産業が新しくて持続可能な経済圏を築けるように取り組みます。

  • ウェルネス・ツーリズム: 温泉地ならではの資源と、最新のヘルスケア技術を組み合わせた新しいウェルネスプログラムを開発していきます。

  • エネルギー・環境: 旅館をモデルに、再生可能エネルギーを地域で作り、地域で使う循環型の仕組みを構築します。

広がる茶畑の風景
水玉模様の茶器

これからの展開にも期待大!

ULLでは、すでにたくさんの企業と一緒に、地域をより良くするためのプロジェクトが動いています。具体的な共創プロジェクトは、これからどんどん発表されていく予定なので、楽しみにしていてくださいね!

イノベーションパートナーズの本田晋一郎社長は、「OICの立ち上げから、旅館を核とした地方創生の可能性を追求してきました。ULLは、その知見を社会実装という実践の場へと引き上げる、私たちの戦略的な挑戦です。嬉野で生まれる『地域OSの更新プロセス』を全国、そして世界へ発信できる地方創生のスタンダードへと昇華させ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」とコメントしています。

和多屋別荘の小原嘉元社長も、「OICにフードテック領域の企業が相次いで入居し、昨年(2025年)には新たなフェーズへと進化しました。嬉野のお茶の環境指数を可視化するプロジェクトや、地域OS、弊社との共創ビジネスなどが次々と始まり、リビングラボ構想の機運は一気に高まりました。今年からは、2万坪のフィールド全体を『生きた実証の場』として、本格的にプロジェクトを展開していきます。嬉野の地に、新しいリビングラボのカタチを創造していきますので、どうぞご期待ください」と語っています。

URESHINO LIVING LAB(ULL)ってどんなプロジェクト?

  • 名称: URESHINO LIVING LAB(ULL)

  • 拠点: 温泉インキュベーションセンター OIC(和多屋別荘内)

  • フィールド: 和多屋別荘 約2万坪の敷地および嬉野地域

  • 主要領域: 食、農、エネルギー、ヘルスケア、ツーリズム

  • 共同運営: 株式会社和多屋別荘、株式会社イノベーションパートナーズ

Onsen Incubation Center(OIC)って?

OICは、和多屋別荘の中に作られた、スタートアップ企業や起業家を応援する拠点です。イノベーションパートナーズと共同で運営されていて、旅館をハブにして、地域と関わる人を増やしたり、地域の特産品をさらに魅力的にしたりすることで、「選ばれる地域づくり」を目指してきました。温泉地ならではの良さを活かして、企業の新しい事業開発やサテライトオフィスの活用をサポートし、地域のお店や自治体と連携しながら、地域の経済を盛り上げています。

OIC Onsen Incubation Centerロゴ

今回発表されたURESHINO LIVING LAB(ULL)は、このOICがさらに進化して、「地域のOSを実際に動かして、どんどん良くしていくための新しい役割」として位置づけられています。

会社情報

株式会社和多屋別荘

  • 代表取締役: 小原 嘉元

  • 所在地: 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙 738

  • 公式サイト: https://wataya.co.jp/

株式会社イノベーションパートナーズ

INNOVATION PARTNERSロゴ
「全ての『コト・モノ・ヒト』にイノベーションを。」を掲げるイノベーションパートナーズは、地域の資源を再発見し、地域と関わる人を増やしていくことを軸に、地方創生に特化した事業を展開する会社です。宿泊施設や公共の場所といった既存の資産に、教育や企業、文化、雇用などの新しい機能を加えて、持続可能な地域づくりをプロデュースしています。その実績が評価され、2023年度には地方創生テレワークアワードで「地方創生大臣賞」を受賞しているんですよ。

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