ふるさと納税制度変更後の課題に挑む!波佐見町「833の日感謝祭」を開催
長崎県波佐見町は、令和8年3月3日の「833(はさみ)の日」と町制施行70周年を記念して、「833の日感謝祭」を波佐見町ふるさと納税で実施します。この取り組みは、令和7年10月のふるさと納税制度改定(ポイント付与の廃止)によって生じる寄附の年末一極集中を防ぎ、波佐見焼の「生産平準化」を目指すものです。

年末の「駆け込み寄附」が生産現場に与える影響
ポイント付与の廃止は、2025年12月に例年以上の「年末駆け込み寄附」を加速させました。ポイント還元率の高い「セール」というきっかけがなくなったことで、寄附のタイミングが分散されず、結果として12月末に申し込みが集中したと言われています。
波佐見町でも、12月の寄附金額の約57%が最後の5日間に集中しました。この傾向は2026年以降も続くと予想され、生産現場では年末にこれまでにないほどの業務負荷がかかるかもしれません。
波佐見焼は、型作り、成形、絵付け、窯焼きなど、それぞれの工程を異なる工房が担当する「分業制」で成り立っています。この分業制は、専門性を高めて高品質な製品を安定して生み出すメリットがある一方で、どこか一つの工程でも受注過多でパンクしてしまうと、産地全体の生産ラインが停滞してしまうという大きな課題を抱えています。

年末に寄附が集中すると、「生産が間に合わない」「配送が数ヶ月遅れる」といった事態や、無理な増産による職人たちの疲弊につながる可能性があります。これは、波佐見焼の産地全体が存続していく上で見過ごせない問題です。
寄附時期を分散!「833(はさみ)の日 感謝祭」で産地を応援
波佐見町は、寄附時期を分散させることで生産現場の負担を減らし、寄附者の皆さまへ確実かつ丁寧に返礼品を届けたいと考えています。そのために生まれたのが「ゆとりを持って応援してもらえる仕組み」である「833の日 感謝祭」です。
感謝祭の概要
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実施期間:2026年1月17日 〜 2026年3月31日
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内容:波佐見焼を中心とした一部の返礼品について、この期間に申し込むことで、生産現場はゆとりを持ったスケジュールで製造・発送ができます。協力への感謝として、期間限定の寄附金額設定で受け付けが行われます。
感謝祭の詳細は、以下のサイトでチェックできます。
「地域・産地への応援」というふるさと納税本来の姿へ

ポイント付与の廃止により、ふるさと納税は「お得」という側面だけでなく、「地域や産地を応援する」という制度本来の目的に立ち返る時期を迎えています。波佐見町は、ポイント廃止後の未来を見据え、寄附者の皆さまが一年を通じて安心して波佐見町を応援できる環境を整えたいと考えています。制度の運営が産地の負担になるのではなく、職人の技術を守り、次世代へつなぐための確かな力となるよう、持続可能なふるさと納税の形を追求していくとのことです。
長崎県波佐見町ってどんなところ?
波佐見町は長崎県のほぼ中央、内陸部に位置する、人口約1万4千人の小さな町です。今、注目を集めている「波佐見焼」の産地として知られています。
皆さまから寄せられた温かい寄附金は、魅力的なまちづくりに役立てられています。具体的には、以下のような事業に活用されています。
- ふるさとを元気に楽しくする活動に関する事業
- 未来に伝えたい伝統文化の保存、整備に関する事業
- 懐かしい景観、新しい町並み整備に関する事業
- 次世代を担う子供たちの健全育成に関する事業
- その他町長が必要と認める事業
波佐見町のふるさと納税サイトはこちらです。



