図書館が地域の物語を未来へつなぐ!世代を超えた交流でまちがもっと楽しくなるプロジェクト始動

いのち会議が提唱する「地域と図書館の新しいつながり」

2025年10月11日に「いのち宣言」と「アクションプラン集」が発表されました。その中で、いのちを「まもる」ためのアクションプランの一つとして、公共図書館と地元の歴史的空間が連携し、地域の物語や体験をデジタル保存・共有する重要性が紹介されています。これは、地域住民が学び合い、地域社会の未来を切り開くための具体的な取り組みなんです。

超高齢社会で図書館が担う新たな役割

日本が超高齢社会を迎える中、公共図書館には地域社会の結びつきを強め、世代を超えた交流を促す新たな役割が期待されています。例えば、ニューヨーク公共図書館のコミュニティ・オーラルヒストリープロジェクトでは、1,250件以上の個人の物語を集めて公開し、地域の歴史保存と住民参加を促すことに成功しました。日本でも、このような取り組みを参考にし、いのち会議のコンセプトと組み合わせることで、公共図書館が地域の中心として機能し、持続可能なコミュニティの実現や不平等の削減に貢献することが期待されています。

図書館のキャプション評価の様子

大阪大学SSIの取り組みから広がる連携

公共図書館は、単に書籍や映像コンテンツを利用するだけでなく、多様な世代の人々が集う「第3の場」としても機能できます。大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)は、すでに吹田市健都ライブラリーと協力して大学院生による健康相談会を共催したり、認知症の人々やコロナ禍のような制約がある状況でも図書館がより良い「第3の場」になるよう「キャプション評価」を行ったりしてきました。

今後は、こうした活動をさらに発展させ、地域の歴史ある公共スペースとの連携を強化することによって、公共図書館をコミュニティの記憶のアーカイブ、そして世代間対話のプラットフォームへと変貌させることを目指しています。歴史ある公共スペースと図書館が協力することで、地域の歴史や文化を共有し、コミュニティの絆を深める場が提供されるでしょう。

地域がつながる!物語を共有するプラットフォームへ

このプロジェクトでは、地域のつながりを強め、若者と高齢者が一緒に学び合う場を作ることを目指しています。まず、公共図書館と大阪市内に残る歴史的な銭湯などの公共スペースが協力し、地域社会のつながりを活かした新しい活動を始める予定です。例えば、これらの場所で定期的にワークショップを開き、地域の人たちが自分の暮らしや地域の歴史について語り合える機会を提供します。若者と高齢者が一緒に話をすることで、お互いの経験を共有し、新しい視点を学ぶことができるでしょう。

また、こうして集められた話はデジタル化され、公共図書館のアーカイブに保存されることで、誰でも簡単に地域の歴史を学ぶことができるようになります。このデジタルアーカイブには、「みまもりあいプロジェクト」を利用し、訪問者が直接物語を探索できるようなインタラクティブな要素が取り入れられるでしょう。

若い世代も巻き込む教育プログラムとイベント参加

さらに、地域の学校や教育機関と協力して、学生が参加できる教育プログラムも開発されます。これにより、若い世代が地域の歴史や文化に興味を持ち、もっと学びたいと思うようになることを目指しています。地域の祭りやイベントにも積極的に参加し、プロジェクトの進捗や成果を住民に知らせ、共有する場を設けることで、より多くの人がプロジェクトに参加し、地域のコミュニティを一緒に盛り上げていけるでしょう。

目指すは「持続可能な社会」

今後、公共図書館が地域の歴史と文化を保存する中心的な役割を果たすことによって、地域社会はさらに活性化し、世代間の対話が増えることでしょう。そうなれば、地域の一体感が強まり、若者たちが自分たちの住む場所の歴史や文化に対する興味を持ち、それを学び、尊重するようになるはずです。

いのち会議は、本プロジェクトとともに、公共図書館や地域の公共スペースの役割を再構築し、世代を超えて住民が集まり学び合える場を提供することによって、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。それを通じて、多様な人びとが共に学び、支え合う社会を育み、地域全体の結束力を高め、未来に向けたより良い社会づくりに貢献するでしょう。

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