アジアの未来を担う若者たちが東京で議論
この会議には、フィリピン、インドネシア、韓国、日本の4か国から、それぞれの地域で社会課題に取り組む若者リーダー6人が集結します。路上での経験者、社会起業家、市民活動家など、現場で目覚ましい成果を上げている「当事者」たちが、国境を越えて活発な議論を繰り広げます。
日本社会にも共通する貧困、社会的排除、ジェンダー不平等、環境問題といった課題に対し、若者ならではの視点から具体的な提言が生まれることが期待されます。
会議の背景:共通の課題と若者の役割
日本を含むアジア各国は、経済成長の裏側で格差の拡大、社会的分断、少子高齢化といった共通の課題に直面しています。ACC21は、「次の社会を切り拓くのは若い世代」という考えのもと、これまでフィリピンの路上の若者支援や、日韓の若者間の対話の場づくり、アジアで活躍するNGOリーダーや社会起業家の育成など、若者たちとの協働を進めてきました。
今回の会議では、アジアの現場で行動する若者たちが、日々の活動で感じている問題意識や具体的な取り組みを持ち寄り、共通の課題や必要なリソース、ネットワークについて深く考え、アジアの市民社会に向けた提言を作成します。
参加する若者リーダーたちは、Forbes 30 Under 30(Asia・社会分野)受賞やロックフェラー財団「Big Bets Fellow」(2025年)選出、国連・APECなどの国際的な場での発言など、国内外で高い評価を受けている方ばかりです。彼らの活動が地域だけでなく、国際社会からも注目されていることがうかがえます。
会議の主な内容をチェック!
1. アジア各国の若者リーダーによる実践報告
2026年1月26日(月)開催(一般非公開)
本会議の初日には、フィリピン、インドネシア、韓国、日本から参加する若者リーダーたちが、それぞれの地域で取り組んでいる社会課題と具体的なアプローチについて発表します。

2. テーマ別討議、提言作成
2026年1月27日(火)~28日(水)開催(一般非公開)
各国から参加する若者リーダーは、以下のテーマについて話し合い、その議論を踏まえて日本及びアジアの市民社会に向けた提言を作成します。
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共通する社会課題と若者が直面する困難
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社会的に疎外された人々を包摂する方法・アプローチ
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ITやテクノロジーをコミュニティづくりに活用する方法
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国境を越えた連携の可能性
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国境を越えた連携に必要なリソースやネットワーク
作成された提言は、日本の市民社会、特に国際協力に関わる関係者に広く共有され、ACC21の今後の主要な指針と戦略の策定に反映される予定です。
3. 提言・成果発表
2026年1月29日(木)開催(一般非公開)
3日間の会議の成果と取りまとめた提言について、関係者間で発表が行われます。
4. みんなも参加できる!個別プログラム・共同イベント
2026年1月30日(金)、31日(土)開催(一般公開)
会議期間後半には、来日する若者リーダーが登壇する一般向けの対面イベント、シンポジウム、フォーラムが開催されます。ぜひ足を運んでみてくださいね!
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「アジアの若手社会起業家/NGOリーダーがITで社会課題を解決する方法 ―AIではできないこと―」
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登壇者:ライアン・ヘルサヴァ、ムスティカ・ウィジャヤ
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日時:1月30日(金)18時30分~20時30分
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場所:ニューホライズンコレクティブ合同会社(東京都港区)、オンライン
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「シンポジウム:若者の「居場所」~フィリピンの元ストリートチルドレンと日本の若者の経験談から~」
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登壇者:アイリーン・ボロ他
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日時:1月31日(土)13時30分~16時30分
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場所:国立オリンピック記念青少年総合センター内会議室(東京都渋谷区)
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「日韓みらい2025年度フォーラム『若者参加とエンパワメントー韓国の事例から学ぶ』」
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講演者:ヤン・ソヒ、イ・ダヒョン(公州市青年センター センター長)、他
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日時:1月31日(土)13時30分~16時30分
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場所:国立オリンピック記念青少年総合センター内会議室(東京都渋谷区)
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詳細・申込:https://japan-korea-forum-2025-01-registration.peatix.com/
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注目!会議に参加する若者リーダーたち
1. アイリーン・ボロ(フィリピン)

元ストリートチルドレンで、路上の若者グループ「Y-Dreamers」の副代表。幼い頃に路上生活を経験し、現在は「Project Bamboo」の生計技術研修の講師も務め、若者たちのロールモデルとして活躍しています。
2. ライアン・ヘルサヴァ(フィリピン)

Virtualahan Inc.の創設者・CEO。B型肝炎で就職を拒否された経験から、働きづらさを抱える人々にオンライン職業訓練を提供する「Virtualahan」を設立。1,200人以上を育成し、高い就職率を誇ります。Forbes 30 Under 30(Asia・社会分野)受賞、アショカ・フェロー、TEDスピーカーとしても知られています。
3. ムスティカ・ウィジャヤ(インドネシア)

Solar Chapterの創設者・エグゼクティブ・ディレクター。東部インドネシアの水不足を目の当たりにし、太陽光発電による給水プロジェクトを開始。16,000人以上の受益者に貢献し、教育支援や母親たちの製品マーケティング支援も展開。ユニセフの「WASH若手チェンジメーカー」(2020年)、ロックフェラー財団「Big Bets Fellow」(2025年)に選出されています。
4. ナタニア・テオラ(インドネシア)

現地NGO「Ika」職員で、若手ジェンダー正義の専門家。心理学と社会学のバックグラウンドを持ち、女性と少女の保護推進に貢献。ジャカルタ女性法律支援機構でのキャリアや、女性クライシスセンターの共同設立など、暴力被害者支援の最前線で活動しています。
5. ヤン・ソヒ(韓国)

活動家・社会起業家で、「YOUNAN MOVEMENT」創設者・チーフ・エグゼクティブ。若年層の民主的レジリエンス構築を推進し、国連やAPECなどの国際フォーラムで韓国代表として発言。若者と女性の政治参加のための構造改革、社会的不平等の是正、デジタル・AI時代における民主主義の構築に尽力しています。
6. 富永美香/Tominaga Mika(日本)

対話を基盤とした学びのコミュニティ「Study Circles Japan」創設者。スウェーデンでの移民・難民向け語学教育や社会学習支援の経験を持ち、現在は成人教育と社会変革の関係について研究中。日韓みらい若者支援事業の活動企画実施リーダーも務め、生涯学習と対話が社会の分断や生きづらさに向き合う重要な基盤であると実感しています。
主催団体について
認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)は、アジア13か国100を超える現地NGOとのネットワークを基盤に、2005年からアジアの貧困削減に取り組む国際協力NGOです。「アジアNGOリーダー塾/アジア社会起業家育成塾」などの人材育成、企業・現地NGOとの連携事業、公益信託の事務局活動などを手掛けています。
団体ウェブサイト:https://www.acc21.org/
「アジアみらい若者会議」開催概要
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名称:アジアみらい若者会議(Asia MIRAI Young Leaders Conference)
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期間:2026年1月26日(月)~1月31日(土)
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会場:東京都内および近郊
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主催:認定NPO法人アジア・コミュニティ・センター21(ACC21)
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使用言語:英語(1月30日、31日開催の公開イベントは日本語通訳あり)
関連リンク
- ACC21ニュースリリース:https://www.acc21.org/news_2026mirai-conference/



