タンスに眠るはがきや不要品がバングラデシュの少女たちを支援!シャプラニールがキャンペーン開始

キャンペーンの背景と目的

近年、「年賀状じまい」が広がり、はがきや切手による寄付は減少傾向にあります。さらに、はがきの交換手数料が値上げされたこともあり、シャプラニールは活動資金の確保に課題を抱えています。そこで、2024年度のキャンペーンからは、従来の物品に加え、貴金属類、外貨、商品券なども寄付の対象として受け付けを拡大しました。

このキャンペーンで集められた寄付は、日本国内で換金され、バングラデシュやネパールにおける児童労働の予防削減、働く少女たちへの教育支援、そして日本国内での多文化共生事業など、シャプラニールが目指す「貧困のない社会の実現」に向けた活動全般に活用されます。

学習する少女たち

キャンペーン概要

「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンは今年で17年目を迎えます。「はがき1枚からできる社会貢献・国際協力」として、これまで多くの方々に支持されてきました。年末年始の大掃除や断捨離の時期に、不要なものを「次の誰かのために活かす」良い機会となります。

対象物品一覧

寄付を受け付けている物品は以下の通りです。

  • 未投函のはがき(書き損じはがき、旧価格のはがき、往復はがきなども対象。私製はがき、投函済みはがきは対象外)

  • 切手(未使用・使用済み、共に可)

  • 貴金属類(金・銀、ダイヤ、プラチナ製など)

  • 外貨(紙幣・コイン可)

  • 商品券(クオカード、図書カードなど)

  • テレフォンカード(未使用のみ)

  • スマートフォン(必ず初期化してお送りください)

ご寄付の方法

集めた物品は、封筒や段ボールなどに入れて、以下の住所まで郵送してください。

〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール「はがきキャンペーン」係

寄付手順

寄付がもたらす変化

シャプラニールへの寄付は、子どもたちの未来を大きく変える力になります。

たとえば、バングラデシュの家事使用人として働く少女たちへの支援では、

  • 未投函の年賀はがき(85円)10枚(約700円)が、読み書きなどを学ぶ授業1日分の費用に相当します。

  • 未使用の切手(110円)10枚(約1,000円)が、基礎教育を学ぶ少女18名分の教材費1カ月分に相当します。

寄付はシャプラニールの活動全般に活用され、子どもたちが学校で学び、安全な環境で過ごせるよう支援します。

ホワイトボードに書く少女

ノートに書く少女たち

シャプラニールの活動紹介:働く少女たちの権利保護

シャプラニールは、南アジアのバングラデシュで、家事使用人として働く少女たちの権利保護活動に取り組んでいます。バングラデシュでは、貧困を理由に他人の家庭で働く少女が推定30万人以上いると言われています。これらの少女たちは、長時間労働、休息不足、教育の機会の欠如、さらには暴力にさらされるなど、深刻な状況に置かれがちです。家事労働は家庭内で行われるため、「隠れた児童労働」として実態が把握されにくく、支援が届きにくい課題があります。

洗濯する少女

料理する少女

シャプラニールは2006年からこの課題に取り組み、首都ダッカで現地NGOと協力して2つの支援センターを運営しています。ここでは、基本的な読み書きや計算、保健・衛生教育に加え、将来の選択肢を広げるための縫製や美容・理容などの技術研修を提供しています。これまでに、のべ1480人が支援センターで学び、230人が学校へ編入しました。センターの卒業生の中には、お店を開いたり、児童婚を回避したり、高等教育へ進んだりする少女もいます。センターは、少女たちが勉強するだけでなく、子どもらしい時間を過ごせる大切な居場所となっています。

笑顔の少女たち

さらに、シャプラニールは2025年度から、少女たちの出身地である農村部マイメンシンでの活動も開始しました。ここでは、保護者への意識啓発や学校、地方行政との連携を通じて、児童労働への送り出し防止を目指しています。

2025年11月には、家事使用人の仕事が法律上正式に「労働」と認められるという大きな進展がありました。これは、シャプラニールを含むバングラデシュで活動するNGOの長年の働きかけの成果と言えます。しかし、家事労働が「危険な労働」と分類されていないため、14歳以上であれば違法とされないという課題は残っています。シャプラニールは今後も、子どもたちの権利保護のために活動を続けていきます。

企業・団体・学校の皆様へのお願い

本キャンペーンは、全国の個人、企業、団体、学校からの協力で成り立っています。社内や団体内で回収ボックスを設置し、寄付への協力を呼びかけることも可能です。

この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標1「貧困をなくそう」や目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」への貢献にもつながります。寄付を呼びかけるチラシは、キャンペーン特設ページからダウンロードできます。詳細やお問い合わせは、シャプラニール事務局までご連絡ください。

郵便局員の男性

認定NPO法人シャプラニールについて

認定NPO法人シャプラニールは、1972年に創立された国際協力NGOです。「貧困のない社会の実現」を掲げ、バングラデシュ、ネパール、そして日本国内で活動しています。児童労働の予防と削減、防災・減災活動、多文化共生事業などを通じて、「取り残された人々・課題」の解決に取り組んでいます。

シャプラニールロゴ

関連記事

  1. 休眠預金活用の今と未来を語る!「休眠預金活用事業シンポジウム2025」開催レポート

  2. むすびえがForbes JAPAN「ソーシャルR&Dを実装するNPO50」に選出!

  3. モンスターラボのAIプラットフォーム「MonstarX」が「Hack Yakumo 2025」で大活躍!聖地巡礼や観光の未来をAIで描く

  4. 2026年のプロジェクト、その「前提」は大丈夫? チームの“空中分解”を防ぐ「ゴール・デザイン」ワークショップが開催!

  5. 「関係人口」に悩む自治体必見!おてつたびが全国300以上の調査結果をウェビナーで公開!

  6. 札幌市が「ふるさと納税未来創造AWARD 2025」地域未来づくり賞にノミネート!

ツールバーへスキップ