Nature Governance Startup Program(NGSP)ってどんなプログラム?
NGSPは、「自然資本の保全・再生・循環・発展」を軸に、都市が抱える課題を解決し、新たな価値を生み出すスタートアップを発掘し、育てていく取り組みです。産官学民の多様な関係者が協力し、実際に社会に役立つ新しい産業のエコシステム(生態系)を築き上げることを目指しています。
プログラムの募集要件は、2025年11月12日に開催されたカンファレンスとワークショップでの議論を反映し、「ネイチャーポジティブ産業のアジェンダ」として以下の5つの事業領域に分類されています。
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VISUALIZATION(可視化・評価)
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REGENERATIVE(再生・回復)
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OPTIMIZATION(最適化)
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ALTERNATIVE(代替素材・新技術)
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ECOSYSTEM(エコシステム)
募集対象と選考フロー
NGSPでは、スタートアップと支援人材の育成対象者を募集しています。
スタートアップの募集
「VISUALIZATION(可視化・評価)」、「REGENERATIVE(再生・回復)」、「OPTIMIZATION(最適化)」、「ALTERNATIVE(代替素材・新技術)」のカテゴリーに属するアーリーステージ(シード)・シリーズA、Bのスタートアップ、起業家、研究者、企業の新規事業グループなどが対象です。
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募集期間: 2025年12月1日(月)〜2026年1月5日(月)
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募集社数: 10社
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選考後の流れ:
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選考を通過した10社は、2026年3月までにメンタリング、ミートアップ・ワークショップ、伴走支援者とのマッチングを受けられます。
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3月下旬の中間発表で5社に絞られ、4月以降は、マッチングした伴走者(1〜2名)の提供、実証実験フィールドの提供、最大50万円の補助活動費用支給、専門家からのメンタリングを受けながら、5ヶ月以上の実証実験を実施できます。
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中間発表で支援対象から外れても、アルムナイコミュニティで情報交換やイベント参加が可能です。
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募集カテゴリーの例
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VISUALIZATION(可視化・評価): 生物多様性のモニタリング、自然資本の可視化、TNFD対応支援、デジタルツインによる生態系シミュレーション、自然資本価値の定量化など。
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REGENERATIVE(再生・回復): テクノロジーを活用した森林・海洋生態系の再生、ブルー/グリーンカーボン・クレジット市場へのアプローチ、都市と自然の共生ランドスケープデザイン、企業保有地を活用した生物多様性保全など。
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OPTIMIZATION(最適化): 農業生産と生物多様性保全を両立させる次世代アグリテック、サーキュラーエコノミーと自然資本を統合したビジネスモデル、自然をベースとした都市計画、インフラ開発の意思決定支援システム、水・土壌・大気の質を保全する資源循環マネジメントなど。
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ALTERNATIVE(代替素材・新技術): 自然由来素材の研究開発・実装支援、生分解性素材のサプライチェーン貢献、遺伝子工学や合成生物学による環境貢献型素材の実用化、日本の伝統素材と先端バイオテクノロジーの融合など。
詳細は公式サイトをご確認ください。
支援人材の募集
「VISUALIZATION(可視化・評価)」、「REGENERATIVE(再生・回復)」、「OPTIMIZATION(最適化)」、「ALTERNATIVE(代替素材・新技術)」のカテゴリーに興味を持つ学生(18歳以上)や社会人が対象です。
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募集期間: 2025年12月1日(月)〜2026年1月5日(月)
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募集人数: 30名
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選考後の流れ:
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選考を通過した30名は、2026年3月までにネイチャーガバナンス、スタートアップ、インタープレナーに関するセミナー講習会(2回)を受講できます。
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ミートアップ・ワークショップやスタートアップとのマッチングを通して、知識を深め、ネットワークを広げられます。
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3月下旬の中間発表で、4月以降に実証実験を開始するスタートアップとのマッチングが実施され、マッチングした方はスタートアップ企業と協力して伴走支援活動を開始します。
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オフラインでの活動にかかる費用については、スタートアップ側と運営事務局側で相談の上、決定されます。
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詳細は公式サイトをご確認ください。
プログラムの意義
このプログラムは、「ネイチャーガバナンス」(自然資本に基づいた社会の設計)をスタート地点として、以下の3つのポイントで新しい産業の芽を育てていきます。

- ネイチャーポジティブに貢献するスタートアップの発掘と支援
- 事業会社、自治体、研究者などとの共創によるPoC(概念実証)の加速
- これらの活動を伴走できる支援人材の育成
これにより、産官学民の様々なセクターが手を取り合い、「自然資本の保全・再生・循環・発展」を軸にした都市課題の解決と価値創造を目指すアジェンダを共創します。さらに、その実現を後押しするスタートアップの成長を支援し、制度設計やファイナンス、都市政策との連携まで含めた横断的な支援を行う「インタープレナー(越境・共創人材)」を育成することで、社会実装まで推進するエコシステムを構築することを目指しています。
SUNDREDが取り組む理由
SUNDREDは、社会の課題を起点とした「共創型スタートアップ支援」と「新産業エコシステム構築」に特化した企業です。これまでもGX(グリーントランスフォーメーション)や農業、ウェルビーイング、ヘルスケアといった分野で、社会課題を解決するための起業支援やプロジェクトの伴走を全国で実施してきました。
同社が独自に開発した「新産業共創プロセス」をベースに、特定のテーマにおいて国内外のプレイヤーとエコシステムを形成し、ディープテックを含む多様なスタートアップを支援する能力を持っています。今回のプログラムでは、「自然資本と都市経済の橋渡し」という、東京ならではの先進的で社会的なインパクトが大きいテーマを設定し、東京発でグローバルに展開できるスタートアップの支援を実現していきます。
TOKYO SUTEAMについて
東京都は、2022年11月に「Global Innovation with STARTUPS」を策定し、スタートアップ戦略を展開しています。また、2025年3月には「2050東京戦略」を策定し、スタートアップに関する2035年までの政策目標を掲げています。
「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」は、東京都と多様な支援者が連携してスタートアップ支援を展開し、支援者同士のネットワークを強化することで、東京のスタートアップ・エコシステムを活性化し、スタートアップの創出と成長を促進することを目的としています。
TOKYO SUTEAM公式サイト: https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/
SUNDREDのサービス紹介
SUNDREDは「100個の新産業の共創」を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、「Industry-Up as a Service」というエコシステムビルディングサービスを提供しています。これは、個社単独での新規事業開発ではなく、新産業を共創することで新たな事業機会や投資機会を生み出すというコンセプトが特徴です。
- Industry-Up as a Service: https://www.industry-up.com/
また、新しい時代の価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発にも力を入れています。インタープレナーとは、組織の壁を越えて社会起点で考え、対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進める「社会人」のことです。現在、約2,800人のインタープレナーがSUNDREDのコミュニティに集まり、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。
- インタープレナー: https://www.interpreneur.jp/
SUNDRED株式会社について

SUNDRED株式会社は、2017年3月に設立され、代表取締役CEO兼GMは留目 真伸氏です。
「100個の新産業の共創を目指すエコシステムビルダー」として、「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創しています。



