堺市がAIと専門家で孤独・孤立対策に本気!困っている人に寄り添う新たな挑戦

堺市がAIと専門家で孤独・孤立対策に本気!困っている人に寄り添う新たな挑戦

「誰にも相談できない」「どこに助けを求めたらいいかわからない」——そんな孤独や孤立の問題に、堺市が新たな一歩を踏み出しました!株式会社Empathy4uと株式会社想ひ人がタッグを組み、「孤独・孤立」課題の可視化と、AIを含む多角的な支援の効果検証プロジェクトをスタートさせました。

このプロジェクトは、堺市が推進する「令和7年度 公民連携実証プロジェクト推進事業」の一環として採択されたもので、2025年12月11日から令和8年3月31日まで実施される予定です。

三者連携協定の図

誰にも言えない「孤独・孤立」の背景

内閣府の調査によると、国民の約40%が孤独や孤立について何らかの不安や困り事を抱えていると推計されています。2024年4月には「孤独・孤立対策推進法」が施行されるなど、社会全体で大きな課題として認識されていますね。

しかし、実際に困っている人が行政の窓口や既存の支援制度につながるのは、なかなか難しいのが現状です。従来の窓口は縦割りになっていることも多く、当事者は悩みを抱え込み、問題が複雑化・深刻化してからでないと支援にたどり着けない傾向があります。

特に、既存の支援制度の対象外となってしまう「制度の“はざま”」にいる潜在的な困り事を抱えた方々へのアプローチが、大きな課題とされてきました。さらに、「誰が、どんなことに、どれくらい困っているのか」「どんな支援が効果的なのか」といった実態が、これまで定量的に可視化されていなかったことも、効果的な対策を妨げる要因でした。

AIと専門家が連携!多角的なアプローチで支援を届ける

今回の実証プロジェクトでは、これらの課題を解決するために、多角的な支援とデータ分析を組み合わせた画期的な取り組みを行います。株式会社Empathy4uは、ヤングケアラー支援で培った経験やAI開発のノウハウを活かし、堺市で以下のような支援を提供します。

1. 多様なニーズに応える相談支援ツールの構築・運用

LINE公式アカウントを基盤に、相談者の状況や困り事の深刻度に合わせて3つの支援導線を用意します。

  • AIチャットボットによる個々の状況に応じた情報提供

  • 福祉特化AIによる自動相談窓口

  • 福祉専門相談員による有人相談窓口

これにより、「解決してほしいわけではないけれど、もやもやしている」といった軽い悩みから、深刻な問題を抱える方まで、幅広い市民に切れ目のない支援を届けられるようになります。

2. オンライン広告で必要な人に情報を届ける

支援を必要としている潜在層に情報を届けるため、オンライン広告を活用します。世代や想定される課題に合わせてターゲットを絞り込んだWeb広告を配信し、LINE公式アカウントへと誘導します。SNSや多様なクリエイティブを駆使することで、これまで情報が届きにくかった層にもアプローチします。

3. データで「困り事」をまるごと可視化

プロジェクトを通じて得られたアクセス状況、相談内容、アンケート結果などのデータを詳細に分析し、孤独・孤立の実態を定量的に可視化します。このデータは、次年度以降の施策改善に活かされる予定です。

画期的な3つの柱で「孤独・孤立」の壁を打ち破る

このプロジェクトは、これまでの孤独・孤立対策にはなかった先進性と独自性を持っています。

  • 実態の定量的な可視化: オンライン広告から相談行動、支援導線の利用傾向までを一貫してデータ分析し、施策改善に活かす仕組みは、全国の自治体でも珍しい画期的な取り組みです。

  • 課題の深さの検証と相談ハードルの低減: AI相談を設けることで、従来の窓口では難しかった「傷が浅いうち」の早期支援への接続を目指します。

  • 制度の「縦割り・はざま」の解消: AIが既存の生活困窮者支援、高齢者の見守り、子育て支援など、分野を横断して個々の状況に応じた情報を提供します。これにより、行政の窓口での「たらい回し」を防ぎ、適切な支援へとスムーズにつなげます。

全国のモデルケースを目指して

このプロジェクトの成果は、堺市における孤独・孤立対策に活かされるだけでなく、全国の自治体におけるモデルケースとなる政策実現へとつながっていくでしょう。困り事を抱える人たちが安心して相談できる社会の実現に向け、大きな期待が寄せられています。

堺市の孤独・孤立対策に関する情報はこちらで確認できます。

株式会社Empathy4uについて

株式会社Empathy4uは、自治体向け調査事業やヤングケアラー支援事業を中心に、様々な自治体向けサービスを展開しています。2024年6月に法制化されたヤングケアラーは、まだ社会の認知度が高いとは言えず、支援状況も自治体によって大きく異なります。Empathy4uは、全国で均等な支援が行き渡るよう、今後も様々な支援に貢献していくとのことです。

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