三井住友信託銀行とパブリックリソース財団がタッグ!「日本版ドナー・アドバイズド・ファンド」で新しい寄付のカタチがスタート!

プログラム誕生の背景

パブリックリソース財団と三井住友信託銀行は、2023年から「信託とフィランソロピー研究会」を通じて共同研究を進めてきました。この研究で注目されたのが、アメリカで広く活用されている「ドナー・アドバイズド・ファンド(寄付者助言基金)」です。

公的資金だけでは手が届かない社会課題の解決を後押しするため、この仕組みを日本に応用し、三井住友信託銀行が寄付の媒介を担うことで、新たな寄付プログラムの開発に至りました。

協定の概要

今回の協定の主なポイントは以下の通りです。

  • 三井住友信託銀行が「DAFあらた」への寄付の媒介を行います。

  • パブリックリソース財団は、三井住友信託銀行を通じて「DAFあらた」の運用・資産管理を担当します。

  • 両者から選出された委員で構成される「評議委員会」が、「DAFあらた」の適切な運営をモニタリングします。

DAFあらた運営体制図

三井住友信託銀行では、当面の間、ウェルスマネジメント部、大阪ウェルスマネジメント部のお客様を対象に「DAFあらた」に関する寄付の媒介を取り扱います。

ドナー・アドバイズド・ファンド(DAF)って?

ドナー・アドバイズド・ファンドは、アメリカで約100年の歴史を持つ寄付の方式です。1990年代以降、富裕層を中心に認知度が高まり、現在では大手金融機関や財団によって運営されています。2023年時点では約180万の基金があり、総資産は約37兆円に上るといいます。

アメリカでは、政府だけに頼らず市民が社会課題を解決するための重要な手段として発展し、今では社会貢献・公益活動を行う非営利団体を支援する最大の寄付ツールとなっています。この手法は、カナダやイギリスなど他の国々でも広がりを見せています。

「DAFあらた」の4つの特長

「DAFあらた」は、三井住友信託銀行とパブリックリソース財団が協働運営する日本初の「日本型ドナー・アドバイズド・ファンド」であり、「運用×セレクト型オリジナル基金®」という新しいスタイルが特徴です。

  1. 金融機関と公益財団法人の協働: 信頼性の高い金融機関と公益財団法人が連携して運営します。
  2. 公益財団法人への寄付の税制優遇: 寄付金は税制上のメリットを活用できます。
  3. 寄付金を運用して育てる「オリジナル基金®」: 寄付された資金は金融商品(投資信託)で運用され、増やしながら社会に還元されます。
  4. 寄付者が支援先を選べる: パブリックリソース財団が認証した団体リストの中から、寄付者が希望に沿って支援先を選び、社会的インパクトを生む団体に助成できます。

「オリジナル基金®」では、寄付者ごとに個別に資金が管理され、運用益も含めて支援活動に活用されます。

「DAFあらた」の概要

  • 寄付金額: 500万円以上から寄付が可能で、全額が寄付金控除の対象となります。

  • 基金の設定と運用: パブリックリソース財団が寄付者単位で「基金」を設定し、三井住友信託銀行を通じて投資信託で運用します。

  • 助成先の選択: 寄付者は毎年1回、選定された団体の中から助成先と金額を意向表明できます。パブリックリソース財団がその意向を尊重し、助成を行います。

  • 成果報告: 寄付者は、各団体の活動成果報告を受け取ることができます。

支援対象となる団体

「DAFあらた」の基金で支援できるのは、以下の7つのテーマ領域に属する14団体です(2025年12月時点)。これらの団体は、パブリックリソース財団が運用する「寄付適格認証団体データベース」から厳選されており、規模や知名度に関わらず、社会課題の最前線で活動する団体が選ばれています。

  • 子どもの貧困の連鎖を止める(食・学習支援・自立支援)

  • 虐待を受けた子どもを救う(居場所・シェルター・社会的養護)

  • 難病の子ども、医療ケア児とその家族を守る(復学支援・母への応援)

  • 芸術活動と就労で障がい者の自立援助(親亡き後も社会で暮らす)

  • 女性の社会参画と機会確保、暴力を受けた女性を救う(ジェンダー平等とDV救援)

  • 生態系・生物多様性の保全、若ものによる環境保全(地球環境再生・生物と人間の共生)

  • 外国ルーツの子どもの教育支援、LGBTQの人権擁護(マイノリティと共生する社会)

今後、自然災害救助や教育など、社会情勢に応じて支援テーマや団体が追加される予定です。

「寄付適格認証団体データベース」は、パブリックリソース財団が25年以上にわたり培ってきた信頼できる非営利団体・プロジェクトのデータベースで、現在253団体、312プロジェクトが登録されています。寄付先を選ぶ上で、組織の信頼性だけでなく、社会に効果的なインパクトを生み出す団体かどうかを重視し、「組織審査・ガバナンス審査」と「プロジェクト審査」の2段階で審査を行っています。

パブリックリソース財団と三井住友信託銀行について

  • 公益財団法人パブリックリソース財団
    多数の寄付による基金運用経験と、寄付適格性を持つ信頼できる非営利団体のデータベースを持つ日本で唯一の公益財団法人です。「意志ある寄付で社会を変える」をミッションに、個人や企業の寄付を通じて社会貢献を推進しています。
    詳細はこちら: https://www.public.or.jp/

  • 三井住友信託銀行
    人生100年時代に対応した「ファイナンシャル・ウェルビーイング」の実現を目指し、資産運用、資産管理、相続、不動産など、多様なニーズに応える総合コンサルティングを提供しています。お客様の安心で豊かな未来の実現をサポートしています。

この新しい寄付のカタチ「DAFあらた」が、より多くの人々の想いを社会の未来づくりにつなげ、民間による公益活動をさらに活性化させることでしょう。

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