茨城と熊本を繋ぐ!地域発演劇『アクワリウム』再上演プロジェクトが始動

地域演劇の魅力を全国へ!「RE-PLAY」プロジェクトとは

「イチニノ」は2015年の設立以来、「地域で生まれた演劇作品を全国に届ける」というコンセプトのもと活動を続けています。地域演劇には、その土地ならではの視点や表現が詰まっており、全国の商業演劇とは異なる価値があると考えられています。

この「RE-PLAY」プロジェクトは、各地域で生まれた大切な演劇作品が埋もれてしまうことへの危機感から生まれました。地域の歴史や風土、人々の思いを映し出す演劇が、記録や再演の機会に恵まれない現状を変えたいという思いが込められています。「RE」には「REgional(地域の、地域による)」と「RE-creation(再創造)」の意味があり、単なる再演にとどまらず、地域の文化資源として作品を現代に蘇らせる試みです。第1弾の『異邦人の庭』に続く第2弾として、今回の『アクワリウム』が選ばれました。

会議の様子

『アクワリウム』が問いかける普遍的なテーマ

今回上演される『アクワリウム』は、水俣病をモチーフにしながらも、コミュニティの内と外にいる人々の「違和」と「歪み」を物語として描いています。地域が抱える具体的な問題を通して、人間社会の普遍的なテーマを浮き彫りにする点が、地域演劇の真髄と言えるでしょう。

作者の河野ミチユキ氏は熊本出身で、2001年に劇団0相(現・ゼロソー)を旗揚げし、九州戯曲賞で受賞歴を持つなど、地方から全国へと影響力を広げた劇作家です。2022年に他界された河野氏の作品を上演するにあたり、イチニノの前島代表は「単なるオマージュではなく、地域の宝として、現代に通じる問いかけとして作品を再解釈する」という姿勢で臨んでいるとのこと。ご遺族の理解と協力を得て、上演権を正式に取得し、現在稽古が進められています。

公演情報とプロジェクト支援のお願い

『アクワリウム』の公演は、以下の日程で開催されます。

【茨城公演】

  • 日時:2026年1月17日(土) 19:00〜、18日(日) 11:00〜/15:00〜

  • 会場:小美玉市四季文化館(みの〜れ)風のホール

【熊本公演】

  • 日時:2026年2月7日(土) 19:00〜、8日(日) 11:00〜/14:30〜

  • 会場:熊本市男女共同参画センターはあもにい多目的ホール

このプロジェクトの実現のため、クラウドファンディングも実施中です。目標金額は600,000円で、オリジナルグッズや公演記録DVDなど、さまざまなリターンが用意されています。クラウドファンディングのページでは、河野氏やイチニノにゆかりのある全国の地域演劇人からの応援メッセージも随時追加されています。地域演劇を応援したい方は、ぜひチェックしてみてください。

公演ポスター詳細

【関連リンク】

地域の文化的遺産を守り、次世代へと繋いでいく「2nd RE-PLAY」プロジェクト。茨城と熊本、それぞれの地でどのように『アクワリウム』が再創造されるのか、今後の展開が楽しみですね。

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