事故物件を「寺院」にした理由って?
このプロジェクトを手がけたのは、特殊清掃や遺品整理のプロである「関西クリーンサービス」(運営:A-LIFE株式会社)。2023年に自死があった築35年の空き家(延床面積約280㎡)を、まるっとリノベーションして寺院にしたんだって。

A-LIFE株式会社の代表であり、真言宗の僧侶でもある亀澤範行さん(僧名:亀澤隆昭)の発案がきっかけだったんだ。事故物件は、一般的には解体して更地にする選択肢が多いけれど、この物件は解体費用が高額になる上に、更地にしたとしても告知義務が残る可能性があったんだって。

「ただ解体するだけじゃ、この場所が抱える問題の根本的な解決にはならない」そう考えた亀澤さんは、物件に新しい役割を与える再生方法を模索したんだ。特殊清掃や遺品整理の現場で、故人や遺族の「供養したいけれど、どこに頼めばいいかわからない」「費用が心配」といった切実な声に何度も触れてきた経験から、「祈りの場」としての寺院再生を決断したそうだよ。


檀家制度に縛られない、みんなに開かれた供養の場
禅祥院は真言宗のお寺だけど、檀家になることは必須じゃないんだ。供養の依頼は単発でもOKで、宗派や背景に関係なく、供養を必要としている人が誰でも利用できる「開かれた寺院」を目指しているんだって。


遺品供養、合同供養、無縁仏供養など、故人や遺族の想いが込められた品々を、僧侶が丁寧にお経を読んで供養してくれるそうだよ。気になる費用についても、利用者が安心して頼めるように、明確に公開していく方針なんだって。現代社会で課題となっている、身寄りのない遺骨や遺品の受け皿としても期待されているんだね。
空き家・事故物件に新しい価値を!
禅祥院がある奈良市は、空き家率が全国平均を上回る約17%。空き家や事故物件は、なかなか活用方法が見つからずに、地域で「負の不動産」として残ってしまうケースが多いんだ。この取り組みは、そんな物件に「供養の場」という社会的な機能を持たせることで、新しい価値を生み出す試みなんだよ。
関西クリーンサービスはこれまでも、たくさんの事故物件再生や空き家リスクの解決に取り組んできたんだって。これからも、お金の価値だけじゃない「社会に必要とされる場所」としての再生モデルをどんどん作っていくことを目指しているみたい。
亀澤代表は、「事故物件というネガティブなイメージを持たれがちな場所を、寺院として再生することが社会にどう受け止められるか、葛藤がありました。しかし、供養や心の区切りを求めるご遺族の姿を数多く見てきたことも事実です。」とコメントしているよ。特殊清掃員として、そして僧侶として、この取り組みが地域や社会に根付き、「なくてはならない場所」となるよう、継続的な運営と仕組みづくりに取り組んでいくとのことだね。
翠緑山 禅祥院 概要
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名称: 翠緑山 禅祥院
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所在地: 奈良県奈良市川上町418-3 (マップを開く)
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建立日: 2026年3月2日(落慶法要)
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宗派: 真言宗
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御本尊: 不動明王
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参拝: 予約制にて一般参拝可
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公式サイト: https://zenshoin.jp/
関西クリーンサービスって?

関西クリーンサービスは、特殊清掃や遺品整理、ゴミ屋敷清掃などを手がける会社だよ。孤独死や空き家問題といった社会課題にも深く関わってきた経験から、事故物件の再生や地域に還元する活動も積極的に行っているんだ。

A-LIFE株式会社
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サービス名称: 関西クリーンサービス (https://www.k-clean.jp/)
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所在地: 大阪市東成区深江北3-16-39
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配信企業名: A-LIFE株式会社 (https://alife-grp.com/)
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本社所在地: 奈良市西大寺赤田町1-4-6A-LIFEビル
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代表取締役: 亀澤 範行
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事業内容: 遺品整理、事件・事故現場の特殊清掃、産業廃棄物収集運搬業、リサイクル関連事業全般 など
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設立日: 2006年12月
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資本金: 3000万円





