滋賀県とCPコンクリートコンソーシアムがタッグ!姉川護岸工事で「CO2を食べる」コンクリートを初導入!

CO2を吸収・固定するCPコンクリートって?

最近、世界中で脱炭素化への動きが加速していますよね。国土交通省も2025年に「脱炭素アクションプラン」を策定し、その中で「コンクリートの脱炭素化」を重要な柱の一つとしています。

CPCCでは、建設現場で出る余ったコンクリート(戻りコンクリート)や、建物を壊したときに出るコンクリートガラなど、これまでは廃棄物として扱われていた材料にCO2を固定して再利用する技術を開発しています。これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業に採択された、まさに未来の技術なんです。

CPコンクリートは「Carbon Pool Concrete」の略で、セメントを作る過程で発生するCO2をコンクリート由来の産業廃棄物に閉じ込めて、再びコンクリート材料として使うことで、地域の中でぐるぐる循環させる仕組みを目指しています。この新しい技術で、CO2の吸収と固定を最大限に、そして最速で実現し、カーボンネガティブ(CO2排出量を実質ゼロ以下にすること)を目指しています。

滋賀県も「CO2ネットゼロ」を目指して奮闘中!

滋賀県も負けてはいません!2020年1月には「しがCO2ネットゼロムーブメント」をスタートさせ、2050年までに県内のCO2排出量を実質ゼロにするという高い目標を掲げています。琵琶湖をはじめとする豊かな自然を守るため、公共工事でも環境に配慮した取り組みを積極的に進めているんです。

こうした背景から、CPCCと滋賀県が手を組み、今回の姉川護岸工事でCPコンクリートの導入が実現しました。

姉川護岸工事での具体的な取り組み

今回の工事では、CPCCの参加企業がそれぞれの専門分野の研究成果を活かし、CPコンクリートを使ったプレキャスト部材(工場で事前に作られたコンクリート部材)を製造しました。

CPコンクリート製の根固めブロック

特に注目すべきは、一部のブロックがいぶきグリーンエナジーバイオマス発電所(滋賀県米原市)でCO2固定作業を行い、バイオマス由来のCO2を閉じ込めたことです。また、CP生コンクリートは、将来の供給体制も考慮して、湖北大阪生コンクリート株式会社が製造・出荷しました。

これまでCPコンクリートは、歩道のブロックやベンチなどの小型製品に使われることが多かったのですが、今回は護岸工事で使う重さ約3トンの根固めブロックという大型部材に初めて適用されました。これは大きな進展ですね!今後も、河川や港湾などのインフラ整備で、さらに大型のプレキャスト部材への活用が期待されています。

今回製造した根固めブロックに固定されたCO2の量は、これから測定・検証され、日本の温室効果ガスインベントリ報告に反映される予定です。

CPCCでは、以下の各社がそれぞれの役割を担いました。

  • 株式会社安藤・間: 根固めブロックのコンクリート製造、打込み、養生、脱型など、一連の作業を実施しました。

  • 灰孝小野田レミコン株式会社: 根固めブロックに使うCPコンクリート用の炭酸化再生骨材の製造と、コンクリート製造技術の支援を行いました。

  • 青木あすなろ建設株式会社: 配合の検討と、CPコンクリート用の締固め機器の開発・適用を担当しました。

これからの連携に期待!

CPCCと滋賀県は、これからも脱炭素に向けた地域社会の実現に向けて協力し続けるとのこと。環境に優しい技術が、私たちの街をより良くしていくのが楽しみですね!

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