岡山大学経済学部、ラオス・カンボジア研修で社会のリアルを肌で感じる!

カンボジアで歴史と社会の現実に向き合う

カンボジアでは、まずトゥールスレン虐殺博物館を訪れ、クメール・ルージュによる大虐殺の悲惨な歴史を深く学びました。内戦の記憶が今も人々の生活に影を落とし、経済格差や教育格差につながっている現実を、シャンティ国際ボランティア会から詳しく聞くことができました。

研修では、実際に内戦で家族を失い、孤児院で育ったチャンタ氏の工房を訪問。チャンタ氏は、孤児院で身につけた彫金の技術を活かし、薬莢を平和を願うアクセサリーへと生まれ変わらせています。彼の活動は、世界に平和の重要性と内戦の記憶を伝えるだけでなく、若者を雇用し教育の機会を提供するという支援にもつながっています。

カンボジアでの学習の様子

また、ローゼル・ストーンズ・クメール社の西口三千恵代表からは、経営資金が十分ではないカンボジアの学校を、自身の事業を通じて支援する活動について説明がありました。社会貢献とビジネスを両立させる取り組みに、学生たちは多くの刺激を受けたことでしょう。

子供と大人の集合写真

ラオスで都市と地方の格差を体感

ラオスでは、ビエンチャンのハッケオ学園と、地方にあるバンクン教員養成校附属小学校を訪れました。都市と地方の間にはっきりとした格差があることを、学生たちは目の当たりにしました。

こうした格差をなくすために活動しているのが、株式会社マージオンのヌイ・ワンマニ・チャンニャケム氏です。コーヒーの生産とカフェ運営を通じて、貧しい人々に安定した収入を提供したり、若者の就学を支援したりする取り組みについて、詳しく聞くことができました。

カフェで若者グループがテーブルを囲む

学生たちが得た深い学び

今回の研修を通して、参加した学生たちはカンボジアとラオス両国で、経済的・教育的な大きな格差が現実にあることを肌で感じました。そして、高度な教育を受けることが必ずしも将来の収入に直結するわけではない中で、大学で学ぶことの本当の意義について深く考えさせられたようです。

人々が教育を受けて自分で考える力を持ち、子どもたちが夢を持てる社会を実現するために、一人ひとりがどんな選択をするのかが大切だということを、学生たちは学びました。

寺院で若者たちが笑顔でポーズ

格差を是正するための活動は、JICAのような国際機関や民間の事業による支援に頼っている部分が多いことが共通していました。特に、研修直前に起きたタイとカンボジアの軍事衝突で避難した人々をシャンティ国際ボランティア会が支援している様子は、リアルタイムな支援活動の重要性を学生たちに強く印象づけたことでしょう。

岡山大学はこれからも、地域と地球の未来を共創し、世界の革新に貢献する「開かれた地域中核・特色ある研究大学」として、さまざまな取り組みを進めていくことでしょう。今後の活動にもぜひご期待ください!

研修の様子は、岡山大学国際交流課のInstagramでも紹介されています。
https://www.instagram.com/p/DVZ4Ubkkzv1/?hl=ja

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