【いのち会議】100回目のアクション!社会課題の知見を「いのち」の視点で共有し、未来へつなぐ

社会課題の現場の知見を「いのち」の視点で共有しよう

今回のテーマは、「社会課題の現場で積み上げられてきた知見や想いを、学術的な言葉も用いながら、『いのち』の視点に立ってとりまとめ、より多くの人が議論・共有できる形にして広めよう」というものです。

現代社会は複雑な課題であふれており、SDGs(持続可能な開発目標)が示すように、分野を超えた知識やスキル、そして人とのつながりがますます重要になっています。そんな中、「いのち」をキーワードに、大阪大学のシンクタンク「社会ソリューションイニシアティブ(SSI)」が中心となって、社会課題の解決に向けたプロジェクトを進めてきました。

SSIが生み出す「場」と「共創ネットワーク」

SSIは2018年1月に設立されて以来、人文学・社会科学の研究者を中心に、さまざまな社会課題に取り組む人々が集まる「場」を作り出してきました。例えば、次のような活動があります。

  • SSIサロン: 大学・企業・NPOなど学内外の多様な分野から参加者が集まり、最先端の社会課題について情報交換や意見交換を行う場。

  • SSI車座の会: 企業やNPOの人々が、組織や業界を超えた課題解決や社会事業の創造について検討し、行動に移すための場。

  • SSI地域・まちづくりフォーラム: 自治体の関係者が専門家の知見を得つつ、事例や悩みを共有・議論し、地域づくり・まちづくりにつなげる場。

  • SSI学生のつどい: 学生が自身の問題意識に基づき、教員や実務家も交えて議論し、自発的な学びを深める場。

  • SSI研究者フォーラム: 異なる分野の研究者が専門知識を共有し、持続可能な未来社会の構築にとって見落とされがちな課題や視点について議論する場。これまで「情報技術」「コミュニティのルール」「宇宙」などをテーマに開催されてきました。

これらの場づくりを通じて、社会課題の現場における最先端の知見共有が促進され、異なる分野間の共通点が可視化されることで、「共創ネットワーク」が拡大してきました。このネットワークは、「いのち」を大切にする未来を一緒に目指し、気軽に助け合える仲間のつながりで、現在200以上の組織や個人が所属しています。いのち会議の活動も、この共創ネットワークを土台として展開されています。

「いのちのことば」を紡ぎ、世界へ広げる

SSIは、ウェブサイトや『アニュアルレポート』で活動記録を公開するだけでなく、内部での議論を通じて課題を言語化し、次の活動へとつなげてきました。社会課題の現場で培われた知見や想いを、学術的な言葉も交えて「いのち」の視点でまとめ、その意味や重要性を多くの人が議論・共有できる形にする、まさに「いのちのことば」を紡ぎ、つないでいくことがSSIの重要な役割なのです。今回の「いのち宣言」も、さらに議論され、紡ぎ直されて「いのちのことば」として世界に広められることが期待されています。

SSIは今後、この活動をグローバル規模で拡大していきます。国際機関や海外の研究・教育機関との連携を強化し、共創ネットワークの世界展開を進める予定です。さらに、「いのち」を主題としたジャーナルの発行やメディアでの発信を強化し、より多くの人が「いのちのことば」を共有できるように努めます。また、SSIに集められた知見や人材を活かし、主に大学生向けに実施している教育プログラムを中高生や社会人向けにも発展・展開していく計画です。

いのち会議は、これからもSSIと連携し、大学・企業・NPOなど分野・領域の垣根を越えた共創ネットワークを広げていきます。そこで生まれる「いのちのことば」を紡ぎ続けることで、「いのち」の理念に共感し、ともに持続可能な未来社会の実現を目指す仲間を増やしていくことでしょう。

関連情報

関連記事

  1. 神田から次世代の豊かさを!挑戦を育むコミュニティ「KANDA Startup Commons」が始動

  2. 北海道小児膠原病の会が設立4周年イベントを開催!「お医者さんのきもち、わたしのきもち」で対話のきっかけ作り

  3. 研究と現場がつながる!RISTEX×JANPIA共催イベントで社会課題解決のヒントを探る

  4. 【福島県白河市に初上陸!】善用堂メディカルケアが放課後等デイサービス「わくわく子供ひろば白河」を2月にオープン!

  5. 内閣府主催「官民MEET福岡2025」が2月5日に開催!地域課題解決のチャンスを見つけよう!

  6. 日本の冷却塔市場、2034年には2.6億ドル超えの予測!成長の秘密をレポートが解説