放送局の遊休資産が「再生型起業家」の社会実装拠点に!「FNP|FUKUOKA NORTH PORT」が4月1日オープン

「文化51%・経済49%」がコンセプト

FNPでは、島根県の石見銀山群言堂グループが提唱する「文化51%・経済49%」という理念を運営指針に採用しています。これは、「文化を追求するだけでは商売にならないが、お金だけを稼ぐことに目を向けても、文化は育たない」という考えに基づいています。このわずか1%の差に向き合い続けることが、真に持続可能な地域経済の鍵だとされています。

文化51%経済49%グラフ

DIYでオフィス什器を制作

この拠点では、開設プロセスそのものが「再生」と「共創」の場と位置づけられています。オフィス什器は既製品ではなく、関係者の手でDIYされました。設計・資材調達・制作指導は、団地リノベーション事業などで実績のある嘉穂無線ホールディングス株式会社(ホームセンターグッデイ)が担当。

FNP参画企業とKBCグループ社員が協力して、本棚や机などのオフィス什器を製作しました。この取り組みをきっかけに、KBCグループの地域との繋がり、FNP参画企業のクリエイティビティ、グッデイのDIY技術・知見を融合させた「地域で自走するDIYプロジェクト」もスタートする予定です。

男性が電動ドリルを使用

FNP DIY DAY

リノベーション後のオフィス空間は、温かみのある木製家具が配置され、広々としたモダンな雰囲気です。

リノベーション後オフィス

独自の共創モデル「クレジット制度」

FNPの大きな特徴は、家賃の一部を入居企業のスキルやサービスで還元する「クレジット制度」です。これにより、入居企業(レジデンス・クルー)はKBCグループに対し、年30万円相当の「業務発注クレジット」を発行します。KBCグループはこのクレジットを使い、予算調整を経ずに実証実験や業務発注を機動的に実行できるため、小さく「試す」ことが可能になり、実務を通じた「0→1」の創出が期待されます。

クレジット制度説明

2種類の会員「PORT CREW」を募集

FNPでは、「ホストもゲストも作らない、全員が対等な実験者(フラット・ピア)」という原則のもと、以下の2種類の会員(PORT CREW)を募集しています。

  • レジデンス・クルー(常駐会員):法人登記も可能な常駐スペースで、原則週2日以上の出社が必要です。クレジット制度の活用が必須となります。

  • パス・クルー(パス会員):コミュニティスペースの利用が可能で、不定期イベントへの任意参加となります。

会員形態説明

実験的な「不定期イベント」も構想中

FNPでは、参画したPORT CREWとKBCグループのメディアリソース(テレビ・ラジオ等のメディア露出、場所、人、空間、事業アセット)を掛け合わせた「実験的な不定期イベント」も開催予定です。

例えば、KBCグループの地域共創プロジェクト『ふるさとWish』と連携した自治体向けイベント「Borderless Leaning」では、福岡・佐賀の自治体職員が抱える課題をKBCの地域プロデュース本部やFNPクルーとディスカッションし、連携プロジェクト案や実証実験の糸口を見つけることを目指します。

不定期イベント構想

参画企業(PORT CREW)のご紹介

FNPには、すでに個性豊かな企業がPORT CREWとして参画しています。

レジデンス・クルー(常駐企業)

  • URBANIX株式会社:施設の企画を担当し、自らも参画。地域課題解決の『URBANIXモデル』構築を目指します。
    URBANIX 岩淵氏

  • 株式会社KAGE:映像制作をはじめとするクリエイティブを通して、地域やブランドの想いを社会に伝わる表現へと昇華させます。
    KAGE 木下氏

  • 株式会社MEIALUA:アートとデザインを通じて、企業や地域の隠れた価値を発掘し、社会に届く形に再構築するアーティストカンパニーです。

  • Logian株式会社:データ分析で「文化」の持つ目に見えない熱量を社会に接続し、持続可能な価値へと昇華させることを目指します。
    Logian 納富氏

パス・クルー(会員企業)

  • 株式会社CARTA:九州各地の植物などを素材に、香りやお菓子などのクラフトプロダクトを生み出す福岡発のブランドです。

  • 株式会社canvas:カフェ「フィールズグッドストア」とブランド「ラルーチェ」を運営。FNPでの化学反応に期待を寄せています。
    canvas 豊田氏

  • 23株式会社:クリエイティブの力で、企業や地域の挑戦を社会に届くストーリーへと変換する会社です。

  • highlights株式会社:企業や都市のブランドを考える際に、「再生型(リジェネラティブ)」の視点を大切にしています。
    highlights 下川氏

FNP共同運営事務局

FNPは、以下の3社による共同体制で運営されます。

共同運営事務局

KBCグループは、志を共にするPORT CREWとともに、自治体や民間企業を広く巻き込んだリジェネラティブな共創を加速させていくとのこと。放送局のメディアリソースと各クルーの専門性が融合することで、地域課題を解決し、健やかな未来へと導く新たな価値が福岡から次々と生まれることが期待されます。

施設概要・公式HP

FNP公式HPロゴ

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