ぺこぱ、ゆうこす夫妻らが「プレコンシンポジウム 2026」に大集合!「#いまを進めよう」で健康の未来を語る

こども家庭庁が語るプレコンの重要性

シンポジウムの冒頭では、こども家庭庁 成育局 母子保健課 課長の田中彰子氏が、「プレコンセプションケア推進5か年計画と『プレコンサポーター』」について解説しました。田中氏は、性別にかかわらず、性や健康に関する正しい知識を持つことが、将来の後悔を防ぐために必要だと強調しました。

プレコンは世界的に提唱されている概念で、こども家庭庁はライフデザインや将来の健康を考えて健康管理を行う概念として普及を進めているとのことです。現在の日本ではまだプレコンの認知度が低いことや、若い世代が性や妊娠について学ぶ機会が不足している現状が紹介されました。

さらに、不妊の原因の半分が男性にあることや、不妊治療と仕事の両立の難しさといった課題にも触れられました。こども家庭庁は、プレコンの担い手となる「プレコンサポーター」を5万人育成することを目指し、一般的な相談窓口の認知度100%を目指して取り組んでいるそうです。

プレコンの普及啓発のため、2025年9月にはWebサイト「はじめよう プレコンセプションケア」を開設し、記事や漫画、Q&A、ショートドラマなどのコンテンツを順次拡充しています。また、3月6日には「メンズプレコン検定」も公開されました。

プレコン応援団が学んだ「知ること」の大切さ

続いて、北海道大学大学院 医学研究院 社会医学分野 公衆衛生学教室 准教授の前田恵理氏を講師に迎え、「知ることが、選択肢を広げる 若い世代のためのプレコンセプションケア」と題した講義が行われました。前田氏は、プレコンのキーワードとして「女性:ダイエット志向」と「男性:精子力」を挙げ、それぞれの現状と将来への影響について解説。

特に、男性の精子濃度や総精子数が過去40年間で半減しているというデータが示されると、ぺこぱのシュウペイさんは「結構やってますね、僕」と不安そうな声を上げました。精子力に影響する要因として、たばこ、飲酒、年齢、肥満、偏った食生活、運動不足、サウナ・長風呂などの温熱、睡眠不足などが挙げられ、松陰寺太勇さんは「男子、立って!」と会場に呼びかける場面もあり、笑いを誘いました。

ぺこぱの2人が指差ししている写真

前田氏は、将来のために今の健康を保つことの重要性や、「セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」についても詳しく説明。国立成育医療研究センターが作成した「プレコンセプションケア・チェックシート」の活用も勧められました。

自治体・企業・教育機関が考えるプレコンの広げ方

「未来の“あたりまえ”をつくるのは誰?自治体・企業・教育機関と考えるプレコンの広げ方」をテーマにパネルディスカッションが開催されました。京都府、神山まるごと高専、株式会社浅野製版所の代表者が登壇し、それぞれの取り組みを紹介しました。

京都府の河本倫子氏は、妊娠に関する科学的な知識提供やライフデザインを考える機会の提供、婦人科・泌尿器科への受診ハードルを下げることなどを目指し、幅広い層への「集団アプローチ」と悩みを抱える人への「個別アプローチ」を車の両輪として推進していると説明しました。

株式会社浅野製版所の新佐絵吏氏は、かつて長時間労働で社員が辞めてしまう状況を振り返り、男女関係なく働き続けられる組織を目指して「健康研修」や「女性の健康プロジェクト」を実施。全社員がこども家庭庁のプレコンサポーター養成講座を修了した事例は、企業におけるプレコン導入の好例と言えるでしょう。

神山まるごと高専の齋藤亮次氏は、「モノをつくる力で、コトを起こす人を育てる」というモットーのもと、10代の学生がプレコンを自分事として捉えるための授業を紹介しました。学生からはアプリや人生ゲームなど、自然にプレコンの知識やライフプランを学べるようなアイデアが生まれたそうです。

パネルディスカッションの登壇者写真

パネルディスカッションでは、プレコン普及における課題として、企業側の偏見や若者と企業の情報ギャップ、若者が主体性を持てるような働きかけの重要性などが話し合われました。河本氏は「目指すのは“子供の幸せ”というところは同じ」と、教育現場へのメッセージを送りました。

応援団トークセッション:「時を戻そう」からの「いまを進めよう」

イベントの最後は、プレコン応援団メンバーによるトークセッション「参加者と考える『はじめの一歩』#いまを進めよう」が展開されました。

シュウペイさんは「学ぶこともそうですけど、知らなかったことばかりでした。38年間生きてきましたけど、20代とか早い時に知っておきたかったことをたくさん学べました。友達に一斉にメッセージを送りたいと思います」とコメント。松陰寺さんも「僕ももっと先に知っていたらよかったなと、袖で見ていて思いました。だからこそ僕は、この言葉を使いたい。『時を戻そう』…いや、戻す必要はない。なぜなら今日知ることができたから。だから『いまを進めよう』」と、シンポジウムのキャッチコピーを決めポーズとともに披露し、会場を沸かせました。

トークショーの登壇者写真

岡田香菜さんは「プレコンは自分の将来の健康を考えるうえでも重要な取り組みだと感じています。自分で調べただけでは出会えていない知識も多く、正しい情報を得られることの大切さを実感しました」と語りました。1歳のお子さんがいるゆうこすさんとたなか夫妻は、プレコンという言葉を知る前から同様の取り組みをしていたことを明かし、「自分たちがやってきたことに名前が付いて安心した」と笑顔を見せました。

松陰寺さんは「話しにくいという先入観を取っ払っていきたい」と宣言し、シュウペイさんも「プレコンって聞いた時、合コンの進化系なのかなって思いました(笑)。でも、知ると全然違う。言葉を知ってもらうだけでも変わると思うし、自分も一緒に学べてよかったです」と、親しみやすい言葉でプレコンの重要性を伝えました。

賛同企業・団体によるブース展示

会場内では、本シンポジウムに賛同する企業・団体によるブース展示も行われました。順天堂大学 SIPマイウェルボディ協議会、住友生命保険相互会社、株式会社Vital Spark、株式会社カネカ、株式会社Smart Nurse、大塚製薬株式会社、株式会社ファミワン、公益社団法人日本助産師会が、それぞれのプレコンへの取り組みを来場者に分かりやすく紹介していました。

女性が真剣に話を聞いている写真

今回のシンポジウムを通じて、プレコンセプションケアが性別や年代を問わず、誰もが知っておくべき大切な健康管理の概念であることが強く印象付けられました。個人の健康だけでなく、社会全体のウェルビーイング向上にもつながるこの取り組みは、今後ますます注目を集めることでしょう。

『プレコンシンポジウム 2026 #いまを進めよう』特設ページはこちら:
https://events.nikkeibp.co.jp/event/2026/bpi0308precon/

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