佐賀県初の「自然共生サイト」で受け継がれる伝統
横枕地区は、人の営みと自然環境が共存し、生物多様性の保全に貢献している地域として「自然共生サイト(OECM)」に認定されています。ここは、まさに暮らしの中で自然を守り続けてきた「実践のフィールド」なのです。
今回の鬼火焚きは、このような自然共生サイトの中で行われる伝統行事であり、里山管理、生物多様性保全、農業、地域文化が一体となった実践の場となっています。

生物多様性保全から農へつながる、新しい循環
今年は、サンショウウオの保全活動で切り出された竹を鬼火焚きに活用するという新しい試みが行われました。例年のようにすべてを燃やし尽くすのではなく、途中で火を止めて竹炭として残し、その竹炭を横枕農園のナス畑に還元する予定です。
増えすぎた竹を伐採し、鬼火焚きで祈りを込め、残った資源を農へと返す。この一連の流れは、自然共生サイトが目指す「人と自然の循環的な関係」をまさに体現する取り組みと言えるでしょう。

伝統行事を、次の世代へ
鬼火焚きは、地域の無病息災や五穀豊穣を願う行事であるだけでなく、里山と向き合い、自然と共に暮らしてきた知恵と文化を次世代へ受け継ぐ大切な時間でもあります。
NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)は、横枕の自然共生サイトでの活動を通じて、生物多様性保全、環境教育(ESD)、地域循環の実践をこれからも続けていくとのことです。

唐津の風景と文化を大切にしながら、人と自然がともにある未来を、地域から育んでいく。伝統行事を守ることが、次の世代の環境をつくることにつながるという考えのもと、唐津Farm&Foodは横枕からその実践を続けています。
自然共生サイトや30by30の取り組みについては、以下のリンクもご覧ください。

団体概要
団体名:NPO法人 唐津Farm&Food(Precious Plastic 唐津)
所在地:佐賀県唐津市
代表者:代表理事 濱口のぞみ
活動内容:
-
生物多様性保全(自然共生サイトの管理・保全)
-
環境教育(ESD)
-
サーキュラーエコノミー推進
-
海洋プラスチック問題への取り組み
公式サイト:



