2025年度「国際交流基金地球市民賞」受賞団体が決定!多文化共生や地域活性化に貢献する3団体をご紹介

2025年度授賞団体をご紹介!

1. 多言語絵本の会 RAINBOW(東京都目黒区)

多言語読み聞かせの様子

多言語絵本の会 RAINBOWは、「国を超えて移動する子どもが母語を忘れないように、日本語で育つ子どもが外国語に関心をもつように」という素敵な理念のもと活動しています。多言語での読み聞かせや電子絵本の制作、小中学校での国際理解授業を通じて、外国にルーツを持つ子どもの母語継承や日本の子どもの異文化理解をサポートしています。人と人が心でつながる地球市民の理念を実践する市民活動として、その意義はとても大きいと評価されました。

外国語で読み聞かせ RAINBOWの活動風景

団体からは、「外国ルーツの方の母語や母国語も、同様に大切にされるべき言語です」というメッセージが寄せられています。2003年に出会った外国出身の母親の言葉が活動の原点となり、2006年から多言語読み聞かせを開始。2009年には多言語電子絵本の制作に着手し、小中学校での国際理解授業も行っています。2023年から2025年には『子どもの歌 カラオケ付き』も制作し、多文化社会での共生を推進しています。2025年7月には童心社が発売した9言語対応の赤ちゃん絵本『いち にの さん!』を電子絵本化し、「みんな違って、みんないい」という価値観を体感できる活動を広げています。

和やかな雰囲気の集合写真

多言語絵本の会 RAINBOW ウェブサイト
https://www.rainbow-ehon.com/

2. 特定非営利活動法人 越後妻有里山協働機構(新潟県十日町市)

運動会で巨大おにぎりを転がす様子

越後妻有里山協働機構は、「大地の芸術祭」で培われた協働の精神を受け継ぎ、地域とアートを結びつけた文化活動を展開するために2008年に設立されました。廃校を活用した拠点づくりや、住民・アーティスト・教育機関・企業との連携を通じて、地域文化を支える社会基盤を築いてきました。特に、地域に根差した「大地の運動会」は、日本独自の運動会を再解釈し、多様な人々が身体を通して交流する場を生み出しています。在住の外国人を含む多様な人々が共に競技し、応援し、食事を共にする時間は、共に生きる感覚を身体で実感できる特別な体験であり、総合芸術活動として高く評価されました。

棚田とアートインスタレーション

団体は、越後妻有を魅力ある地域にするため、通年で「大地の芸術祭」の作品や施設、プロジェクトを運営しています。農業事業では2003年から「棚田バンク」サービスを導入し、棚田の保全活動に貢献。また、2015年には女子サッカー実業団「FC越後妻有」を発足させ、選手たちが地域を支えながら自身のキャリアを形成するユニークなプロジェクトを展開しています。地域・世代・ジャンルを超えたネットワークを育み、住民がいきいきと暮らせる地域、働く場所が増える地域、そして多様な人々が共存できる地域を目指しています。

地域での食事と交流の様子

特定非営利活動法人 越後妻有里山協働機構 ウェブサイト
https://www.echigo-tsumari.jp/about/organization/

3. 一般社団法人 多文化リソースセンターやまなし(山梨県甲府市)

カラフルな装飾の前で座る子供たち

一般社団法人 多文化リソースセンターやまなしは、外国籍の子どもと家庭への保育・教育支援を軸に、電話相談や多文化共生事業など、様々な活動を行っています。設立者は長年のブラジル駐在経験から日本で暮らす外国人の生活課題を痛感し、行政と連携して継続的な支援体制を築いてきました。特に、バイリンガル職員を配置した小規模保育園「みんなのいばしょ」と「イノヴェ学園」は地域から高く評価されています。幼少期からの日本語教育や地域交流を重視し、多文化共生を促進する取り組みが、強い情熱をもって課題解決と社会の調和を目指すものとして本賞を授与されました。

認定こども園のカラフルな建物

団体は、「言葉、制度と心の壁」という、海外から日本に来る外国人が直面する「3つの壁」を乗り越えるための支援をしています。20年前にブラジルから戻り、日本語で苦労する外国籍の子どもたちのために通訳がいる保育園を作ることを目指し、小規模保育園「みんなのいばしょ」を設立。日本語教育だけでなく、外国人が市民として受け入れられる環境づくりにも力を注ぎ、行政と連携して現場中心のイベントを行っています。今後は、3歳から5歳児向けの小規模保育園の設立や、「放課後児童教室」「産前産後レスパイト・スペース」など、保護者と子どもたちが一体化した新しい形の保育園を追求していきたいと意気込みを語っています。

大人と子供たちが集まる交流の様子

国際交流基金地球市民賞について

国際交流基金(JF)は、「優れた活動を全国に発信し、地域の国際文化交流を促進する」という理念のもと、地域に根差した活動を通じて日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深める日本の団体を顕彰しています。選考は、公益性の高い国際文化交流活動を行っている日本国内の団体が対象で、「先進性」「独自性」「継続性」「将来性」「社会に対する影響力」の5つの基準をもとに審査されます。

2026年度の受賞候補団体の募集は、2026年5月から6月頃に始まる予定です。詳細は国際交流基金の公式ウェブサイトで確認してくださいね。

国際交流基金(JF)公式ウェブサイト
http://www.jpf.go.jp

国際交流基金は1972年に設立され、2003年10月1日に独立行政法人となりました。世界25か国・26の拠点を持ち、「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ」をミッションに、世界の人々と日本の人々の間の相互理解を深めるため、様々な企画や情報提供を通じて人と人との交流を創造しています。

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