海の森を育てて地球を救う!3社がブルーカーボンでタッグ
出光興産、商船三井、東京海上アセットマネジメントの3社が、海の生態系を活用した脱炭素の取り組み「ブルーカーボン」の可能性を探るプロジェクトを日本各地でスタートさせました。
このプロジェクトは、藻場を再生することで地球温暖化対策に貢献するだけでなく、地域の活性化や海の生き物たちの多様性を守ることにもつながると期待されています。

ブルーカーボンって何?
ブルーカーボンとは、沿岸や海洋の生態系が光合成によって空気中の二酸化炭素を取り込み、それを海底などに貯め込む炭素のことです。2009年に国連環境計画(UNEP)の報告書で紹介されて以来、温室効果ガスの吸収源として世界中で注目を集めています。
検討会から実証プロジェクトへ
3社は2024年10月に、ブルーカーボンを中心とした自然由来の脱炭素推進と経済価値向上を目指す「自然由来系脱炭素の推進および生物多様性保全に向けた取組み拡大と経済価値向上に向けた検討会」を立ち上げました。これまで、さまざまな企業や官公庁、ソリューション提供企業と協力し、ブルーカーボンの社会実装に向けた課題や解決策について議論を重ねてきました。
そして今回、検討会で明らかになった課題を解決し、経済価値向上のための具体的な策を検証するため、いよいよ実証プロジェクトへと移行します。

具体的な取り組みの内容
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実証プロジェクトの開始と知見獲得
東京海上アセットマネジメントが島根県などで進める沿岸の藻場再生プロジェクトに、出光興産と商船三井が参加します。現場での活動を通じて、藻場再生に関する具体的なノウハウと知識を深めていく予定です。 -
地域連携による付加価値創出
沿岸でのブルーカーボン活動を進めるにあたり、地域の漁業者や自治体、教育機関などと連携します。藻場再生を通じて「地域創生活動」を推進し、生物多様性の保全や環境教育といった、経済価値以外のプラスアルファの価値を生み出す可能性も探ります。 -
大規模プロジェクトへの展開
今後検討が進められているブルーカーボンクレジット制度の枠組みを見据え、今回の実証活動で得られたノウハウを活かして、将来的に大規模なプロジェクトを立ち上げ、実行する可能性を検討していきます。
目指す未来
3社は、沿岸での藻場再生や地域創生活動を通じて、地域経済の活性化や沿岸の「磯焼け」問題の解決を目指します。さらに、この取り組みを大規模なブルーカーボンプロジェクトへと発展させることで、脱炭素社会の実現にも貢献していく考えです。
東京海上アセットマネジメントは、金融の力を使って海洋や森林、農業などの分野で脱炭素と生物多様性保全を推進することを目指しています。また、東京海上グループをはじめとするさまざまな企業や地域との連携、そして未来を担う世代への教育を通じて、日本経済の発展にも貢献していくとのことです。
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