背景にある課題
日本全体で人口が減っていく中で、自治体はこれからも少ない職員で行政サービスを維持し、さらに向上させていくことが求められています。特に、能登半島地震で被災した市町では、通常の業務に加えて復旧・復興作業も重なり、人手や資源が足りないのが大きな課題となっています。
そのため、ただデジタル化するだけでなく、業務のやり方そのものを見直す「業務改革(BPR)」をきっかけに、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることが急務とされています。住民課や市民課の窓口業務、税金に関する正確な処理など、確認作業に多くの時間と手間がかかることに、市町の担当者の方々は困っているそうです。
今回の事業では、被災した市町の状況やニーズに合わせた支援を行い、行政サービスの信頼性や精度を保ちながら、効率を上げるための業務改革のモデルケースを作ります。そして、このモデルを石川県内のすべての市町に広めることで、業務改革やDX推進のきっかけを作り、その実現を後押しすることを目指しています。
事業の具体的な内容
この事業では、輪島市、津幡町、志賀町、宝達志水町の4市町を対象に、行政サービスの質を高めるためのDX推進や業務改革について、実際に役立つ計画を策定します。来年度以降の実行や、石川県全体への展開も視野に入れています。
パーソルビジネスプロセスデザインとパーソルワークスイッチコンサルティングは、これまで多くの自治体を支援してきた経験と知識を活かし、以下の段階で改革を進めていきます。

これからの展望
今後は、複数の自治体が協力して、様々なソリューションを一緒に調達するための「モデル仕様書」の策定にも取り組んでいきます。これは、調達の効率化やコスト削減だけでなく、業務改革をきっかけに県内全体のDXを加速させるための大切な一歩です。石川県での事例をベースに、自治体間の協力モデルをさらに発展させ、地域社会の課題解決と新しい価値の創造に向けて、引き続き積極的に支援していく予定です。
責任者コメント
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社 島井 亜耶子氏

今回の取り組みは、行政と民間が連携して業務改革を進めることで、自治体職員の負担を減らしつつ、住民サービスの質も向上させる、新しいモデルケースになると考えています。
パーソルワークスイッチコンサルティングと協力しながら、現場の声を大切にし、実際に効果の出る改革を実現するために、直接ヒアリングを行うことを重視しています。業務プロセスの見直しから、改革がしっかりと定着するまで、寄り添いながら支援していきます。この経験と成果を、スマートシティの実現を支える仕組みづくりに繋げ、持続可能な価値を生み出していきたいです。
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 安藤 佳奈氏

この事業は、被災した4市町が復興を進めながら、将来を見据えた行政サービスを向上させるという、とても社会的な意義のある取り組みだと思っています。
パーソルビジネスプロセスデザインと力を合わせ、それぞれの知識や強みを活かしながら、現場の声を丁寧に聞き、課題の整理から計画の策定、そして実行の支援までを担っていきます。この事業で得られた知識が、持続可能な行政運営に向けた取り組みの輪を石川県内に広げるきっかけとなり、復興の加速に貢献できることを願っています。
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社について
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、プロセスデザイン力、組織・人材マネジメント力、人材育成力の3つの力にAIなどのテクノロジーを組み合わせ、お客様の課題に寄り添ったBPOサービスを提供しています。「あらゆる仕事と組織を革新し、より良いはたらく環境があふれる社会をつくる」をミッションに掲げ、組織が目指す未来を実現し、はたらく人が活躍できる社会づくりに貢献しています。
https://www.persol-bd.co.jp/
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社について
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社は、戦略や制度設計、システムの導入からデータ活用・実務運用改善まであらゆる人事課題を解決する「人事コンサルティング」と、AIやAutomation技術の活用によりBPRを実現する「テクノロジーコンサルティング」の2つの領域で事業を展開しています。「パーソルグループの人と組織の課題解決力を活かし、業務とテクノロジーコンサルティングで“はたらき方を転換”する」というミッションを掲げ、お客様の課題を共に解決し、人と組織の生産性向上を実現しています。
https://www.persol-wsc.co.jp/



